スタッフのAです。
先日、「長期収載品 選定療養の制度について」の勉強会がありました。
「ん?どういうこと?」と思いながらも、なんとなく理解できず…勉強不足を感じました(^_^;)
長期収載品とは、以前から販売されている先発医薬品のことです。そして、後発医薬品(いわゆるジェネリック医薬品)が存在する先発医薬品を選ぶ場合、2024年10月から負担額に違いが出てきます。
「同じ薬なら、負担が少ない後発医薬品にしようかな…?」と考える方もいるかもしれませんが、ちょっと待った!
松葉眼科で処方している目薬について、少し詳しく説明させていただきます👀
先発医薬品も後発医薬品も、有効成分は全く同じですが、全く同じ製剤ではありません。
点眼液は大きく分けて、有効成分と添加物の2つの成分で構成されています。「添加物」と聞くと体に悪いものを想像するかもしれませんが、実際にはそうではありません。
では、点眼液に含まれる添加物とは何でしょう?
- 目にしみないようにするための調整剤
- 菌が増えないようにするための防腐剤
これらは、少しでも負担を減らし、安全に使用できるように配慮された成分です。
しかし、ここで重要なのは、先発医薬品と後発医薬品で有効成分は同じである一方、添加物は必ずしも同じではないということです。実際、後発医薬品には先発医薬品とは異なる添加物が使われている場合があります。
添加物にも安全基準や規制があるため、後発医薬品に使用されている添加物も厳しく管理されていますが、添加物が異なると、患者様によってはアレルギーや副作用が生じることがあります。また、添加物の違いによって、治療効果に差が出る可能性もあります。
したがって、「負担を減らすため」という理由だけで後発医薬品を選ぶのは避けた方が良いかもしれません。
松葉眼科では、医師と相談の上、添加物や治療効果の違いを考慮し、先発医薬品を選んだとしても、今まで通りの対応をしていますので、ご安心ください(◍•ᴗ•◍)
先発医薬品と後発医薬品は、ご自身に合うかどうかや治療効果をしっかり考えた上で選ぶことが大切です。
もし疑問点がございましたら、いつでも医師にご相談ください!
皆様の視生活をサポートするスタッフブログでしたm(_ _)m
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